2020年札幌オープンゴルフ大会開催断念のお知らせ
2020年3月19日(木)
主催:道央アマゴルフ研修会
特別協賛:イーグルグループ・(株)正栄プロジェクト
<札幌オープンの変遷>
1975年、アマチュアの競技団体「道央アマゴルフ研修会」が主催となり、プロとアマ交流大会として開催されました。プロの参加は北海道在住者に限られアマ主体の手作り大会として産声を上げ、以来45回もの長き間、絶やすことなく開催できたことは、ひとえにゴルフを愛する人たち、協賛企業、ゴルフファンの支えがあったからです。
札幌オープンのその長い歴史を振り返りますと、大会規模のスケールが激変する転換期が二度ありました。一度目が1995年の21回大会です。この年のチャンピオンは伊沢利光プロで、この年の日本オープンに優勝するなど、翌年には賞金王になりました。 以来、歴代優勝者には、倉本昌弘(22回大会)、谷口徹(24回大会)、藤田寛之(28回大会)、片山晋呉(36回大会)ら日本の賞金王が名を連ねております。その一方、若手の登竜門としての大会として注目されており、香妻陣一郎(42回大会)、星野陸也(44回大会)が若手の旗頭として大活躍しております。北海道のローカル大会としてではなく、全国区の大会として注目されています。
そしてもう一度の転換期は2005年で、現在の特別協賛社であります株式会社正栄プロジェクトのサポートをいただいた31回大会でした。この年の賞金総額が2000万円、優勝賞金500万円となりました。以来毎年のように賞金額がアップとなり、2019年の45回大会は賞金総額4000万円、優勝賞金1200万円となり、地区オープン競技のビッグイベントとして話題を呼んでいます。この間、シニア特別賞を設け、優勝者には「全日空オープン」、「HEIWA PGM CHAMPIONSHIP」の出場権を与えるなど、魅力いっぱいの日本ツアーに匹敵するほどの大会として成長してきました。協賛新聞社は北海道新聞社、道新スポーツ、北海道日刊スポーツ、報知新聞、スポニチの北海道で発行しているスポーツ新聞4社が後援として名を連ね、さらにはゴルフネットワークで1時間番組を制作して、大会特集番組として4度放映しています。「イーグルカップ札幌オープンゴルフチャリティートーナメント」は、今や全国的なゴルフイベントとしてその地位を確立しているといえるでしょう。
<第46回大会開催断念>
2020年オリンピックイヤーの8月中旬「第46回イーグルカップ札幌オープンゴルフチャリティートーナメント」を開催すべく準備をしてまいりました。昨年12月頃から特別協賛社である(株)正栄プロジェクト美山正広社長、大会実行委員長 (株)a&win渡邉昭社長と道央アマゴルフ研修会会長 高橋を含めた道央アマゴルフ研修会役員等で数度における話し合いを持ち喧々諤々議論を交わしてきましたが、第46回大会は開催を断念する結論に至りました。その原因の一つは東京オリンピックの開催時期と接近している点。マラソン開催が札幌に決定したことで、選手の宿泊先の確保、飛行機等の移動手段の混雑が予想され、大会運営を支えるボランティアスタッフの確保が難しい状況となりました。それに加えて中国から発症した新型コロナウイルス感染拡大により日本のみならず全世界のスポーツイベントが延期、中止に追い込まれるなどあらゆる競技で壊滅的な影響を受けています。ゴルフに限れば女子米ツアーのアジア開催2試合が、日本女子ツアーの開幕戦から中止になりました。いつ収束するか分からない新型コロナウイルス騒動の影響を考慮した結果第46回大会は誠に残念で有りますが開催を断念することといたしました。
2021年度の大会につきましては、特別協賛をして頂いている(株)正栄プロジェクト様と開催をする方向で検討をしております。競技内容につきましても見直し、新たな札幌オープンゴルフとして再出発させていく所存です。
ゴルフを愛するゴルファー皆様のご支援ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。